妊娠・子育て

給食のデザートを食べさせてもらえない息子/学校の給食の考え方に疑問

学校給食の様子

昨日の夜のご飯どき、小学校5年生の息子がこんなことを言った。

 

息子 「俺、最近、給食のデザート食べてないんだ・・・」

 

なんで?と不思議に思った私。

息子はめっちゃ甘党で、チョコ系お菓子、スイーツが大好きな子。

 

私 「なんで食べてないの?」

息子「ご飯を全部食べてないからだよ。おかず、全部食べれない。デザート食べたいのに。」

 

偏食の息子は給食のメニューを全部食べれない

 

息子は赤ちゃんのときからものすごい偏食で、離乳食のときから手を焼いている。

保育園の給食もそうだし、これまでの4年間の小学校生活で2者面談で必ず言われるのが給食のこと。

 

うちでのご飯も、すんごく苦労してて、私の作ったものの7割くらいの料理は手も付けてくれない。

 

私が優しく言っても、泣いて叫んでお願いしても、食べられないものは食べられない人なのだ。

私がこれまでどのくらい苦しい思いをしてきたのか、偏食の子供を持つ親の方は分かってくれると思う。

 

ましてや、給食センターで作られて、冷めた状態の学校給食なんて不味いし、

(給食の試食会のときに私も食べたが、お世辞にも美味しいとは言えない味だった)

嫌いな野菜がたっぷり入った栄養バランスのいいお料理なんて見ただけで吐きそうになるらしい。

 

実際に、嫌いなものを無理に食べさせると吐くし。

 

でも、最近になってからは、だんだんと食べれるものも増えてきて『全部食べれた!』と喜んで報告してくれる日もある。

 

これまで培われてきた雰囲気が給食のデザートを食べさせてくれない

 

私 「新しい先生、ご飯を全部食べれないとデザート食べられない決まりにしてるの?」

(実際、2年前の担任の先生の時がそうだった。その先生のときに神経質な息子は周期性嘔吐症になった)

 

息子 「そんな決まりは言われてないけど、なんとなく食べれない雰囲気。

周りの友達から『がんばれー、もっと食べろ!』って応援されて食べてるのに、おかずを残してデザート食べるのは周りの目が気になって出来ない」

私 「そんなの気にする必要ないじゃない。残したら食べられないわけじゃないなら、残してたって食べてもいいでしょ!

食べたかったら食べなさいよ。」

息子 「・・・うん。」

 

返事の感じだと、絶対に食べれないな、というかんじ。

 

周りの目を気にしすぎるんだなあ。

でも、だんだんと、息子を情けないな、、と思うよりも、子供にそんな思いをさせる学校のやり方に腹が立ってきた。

 

給食の時間には『食べれない』事で目立つはずの我が子。

先生もその場にいるはずで、きちんと見ているんだと思う。

 

先生に宛てて、「デザートくらい食べさせてやってください」と連絡帳に書いたらいいのかな、と考えた。

 

女性担任だと給食に対して厳しい先生が多い気がする

 

これまでも、先生によっては、全部メインのものを食べないとデザートを食べれない決まりにする先生も。

特に、女性の先生はそんな決まりを作る”気”がある。

 

今年度に入ってから、言われてもいないのにデザートを食べれなくなったのには、

担任が変わってベテランな女性の先生になったことが心理的に大きいと思う。

 

1年生から3年生まで女性の先生で、

やっぱりデザートは「全部食べれた人の特権」だった。

 

去年の4年生は男性の先生で、比較的遠くの地域から新しくやってきた先生。

その先生が前にいた学校の地域よりも、給食の量がかなり多かったらしく、

「食べれなかったら事前に減らしてもいい」

という先生。

デザートももちろん食べさせてもらえた。

 

女性の担任になったらまた逆戻り。

言われていなくても、周りや先生の顔が

「デザートはダメ」って言っているように息子の目には映るんだろう。

デリケートで神経質な息子だから特にそう思うハズ。

 

もちろん、その先生たちの意図もよく分かる。

給食は栄養バランスがいいから全部食べて欲しい。

みんな、子供を大事に思うならそう思うはず。

料理をする機会が多い女性なら、特に強くそう思うんだろう。

 

ご褒美がわりのデザートを食べるために、野菜がたくさん入ったおかずもがんばって全部食べるように。

 

 

給食のデザートはご褒美なのか?お仕置きなのか?

 

よーく分かっている。

子供自身も、先生が言っていることは裏の考えも含めて、よーく分かっている。

 

でも、食べられないのだ。

 

食べると吐くくらいダメなんだ。

お腹が減っていて、好きなものだったらまだまだ食べれるのに、目の前にあるおかずは食べられない。

 

全部食べさせるための”ご褒美制度”は

普通程度の好き嫌いがある子供なら、頑張れる壁。

あくまで普通程度の好き嫌いの子に限る。

 

じゃあ、普通程度じゃない子は??

 

体罰に匹敵するくらいのきつい”お仕置き”でしかない。

 

うちの子は、それなりに食べれるように頑張ってはいる。

前よりも食べれるようになってきた。

 

がんばって、食べれる分だけ食べてるんだから、最後のご褒美にデザートを食べたっていいじゃないか。

お腹はまだまだぺこぺこなんだ。

 

家に帰ってくると、給食で食べられなかったぶんを一気に食べる。

「腹が減って死にそうだ。」

とぐったりして帰ってきて、普通の大人の2倍くらいは食べる。(もちろん食べれるメニューだけを)

 

なんか泣けてきた。

おなじことで悩んでいる人って、周りにいないから相談もできないし、

偏食ってその子によるから相談したって変わらないんだ。

 

学校に対してこんなことを思っている人だって少ないだろうから共感してもらえない。

 

給食費を払っていることを思い出したらますます腹が立ってきた

 

息子にはこんなことも言ってしまった。

 

私 「あなたのために、毎月学校に何千円も給食費を払っているんだよ。

お金を払って出してもらってる給食なんだから、食べちゃいけないものがあるのはおかしいでしょ?!

食べたかったら周りの目なんか気にせずに食べなさい!

お金を払って買ってるデザートなのよ。

もし毎日食べさせてもらえないなら、その分のお金を学校から返金して欲しいわ!!

あなたが残したデザートは一体どうなってるの?捨てられるわけ?」

 

息子 「余ったのは、他の食べたい人が食べてる」

 

私 「じゃあ、その子の家からデザート分の給食費を取るべきだわ。(←怒りで言わなくていいことまで言っている。反省)」

 

別に、給食費を払いたくないとかそういうわけじゃないですよ(笑)

 

でもでも、この発言をついうっかりしてしまってから、考えてみたら、その通りだよな、って思ったんです。

 

お金払って出してもらってる給食なんだから、食べちゃいけないものがあるのはおかしい。

 

そう思いませんか?

学校給食って、そんなに強制で全部食べなくちゃいけないものなんでしょうか?

デザートは『ご褒美』なんでしょうか?

 

栄養バランスを考えて作られている食事なら、デザートだってバランスの一部分のはずですよね。

食べてもいいはずですよね。

 

学校の、そして、先生たちの給食の考え方に物申す!!…でした。

 

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