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子供の矯正っていくら必要?長男が歯の矯正の費用を見積もりしてもらったから公開

子供の歯の矯正の費用っていくらかかるのか気になりませんか?
歯並びが凸凹で、まるでサメの歯のような状態になってきたうちの長男(小学校5年生)。
とうとう学校の歯科検診で「矯正歯科の受診が必要」と書かれた黄色い紙をもらってしましました。

私も旦那も歯並びは良くありません。
けっこうガタガタです。
心配はしていましたが、やっぱりうちの子供たちも私たちに似て歯並びは良くありませんでした。

最近では、子供自身も歯並びが心配になってきたようで、ことあるごとに
「変なところに大人の歯が生えてきたよ」
「友達みんなに歯を見せると、うわっって驚かれる…」
などと歯並びについて愚痴をこぼすように。

長男も親の私たちも、「このままではいけない!」と意を決して矯正をすることにしました。
子供の歯科矯正の費用はいくらかかるのか、矯正歯科に行って見積もりをとってもらったので大公開します。

子供の歯の矯正をしようと決心したのは健康面も考えたから

いつも通ってる歯科医院の先生にも「これはそろそろ矯正の相談をした方がいいよ~」と言われてはいたものの、今まで費用が気になってしまって、矯正の相談までには至っていませんでした。

しかしながら、学校からも言われてしまったら、もう後がない…
というか、一番は子供の歯が心配。
そこまで酷い状態なのか…と。
もうお金の問題じゃないです。

歯並びが悪いと、見た目だけではなく体の健康にまで影響してしまうことは有名ですよね。
うちの子供は男の子なので、見た目よりも健康面のほうが気になります。

歯並びの悪さは、胃腸の調子をはじめとした内科的なことに影響するほか、全身の骨格のバランスまでも左右して、歯が原因で体がゆがむこともあるとか。
スポーツ選手は歯を食いしばれないと100%の力を出し切れないとも良く言われます。

うちの子供の場合、軽いアレルギー体質で、3歳のころからすでに花粉症。
鼻炎は年がら年中で、いつもくしゃみと鼻水。
おまけに偏食で、食べてくれるものが限られてて、栄養的に足りてるのか?といつも心配しています。
なのに炭水化物系は大好きで、めちゃくちゃ早食い。

個人的な意見ですが『アレルギーは胃腸が健康になれば改善する』と私は思っているので、歯並びが少しでも良くなって、きちんと物をかめるようになって胃腸の負担が軽くなれば、子供のアレルギーも少しは改善するのでは?という思いもあるんです。

今、矯正しなければ後悔するだろうと思う

歯の矯正は子供にとっても親にとっても大変なことかもしれません。

子供にとっては、矯正の器具は煩わしいだろうし、恥ずかしいかもしれません。
痛みがでたり、歯磨きもこれまで以上に丁寧にしなければいけないし、大変です。

親にとってのネックは、大変であろう子供のサポートはもちろんですが、一番は費用がかなりかかることです。

でも、これをきっかけにやらなければ、子供も、親の私たちもずっと後悔するだろう…。
子供の頃に矯正をした方が、大人になってから矯正するよりもずっと効果が出やすいし、期間も短くできます。
無理な抜歯も必要なくなるそうです。

今やらなくていつやるんだ、と思ったわけです。

というわけで昨日、やっと矯正歯科の先生に診てもらって、矯正治療にいくらくらい費用がかかるのか見積もりを貰ってきました。
※今回はカウンセリング(相談)段階で、まだ精密検査をしたわけではないので、レントゲン写真と先生の見立ての見積もりです。

子供の矯正治療の内容は?

骨格のバランスを確認

歯の矯正を始めるときには、まず全体の骨格のバランスをみるのだそうです。
上下の顎のバランスですね。

  • バランスはほぼ標準
  • 多少の受け口の傾向

うちの場合、多少、『受け口』の傾向はあるとのこと。
しかしながら標準に近いバランスだそうです。

歯並びを確認

次に、どんな歯の並びをしているか。
うちの子が矯正で治すべきことは、

  • 右上の小臼歯の欠如があるので、そのスペースを閉鎖する
  • 上下ともに凸凹に生えているのできれいに並べる

レントゲンを撮ったところ、右上の小臼歯(手前の奥歯)が1本無いそう!
レントゲンにも全く影が無いので、おそらく先天的な欠如だそうです。

「歯が片方だけ足りないって、よくあるんですか?」
と聞いてみたら、
「よくある」
のだそうです。

はじめて聞いたのでびっくりしました( ゚Д゚)

標準的な矯正治療で治りそう

以上のバランスと歯の並びを踏まえて、治療としては、『単純に上下の歯をきれいに並べる』という、ごく標準的な矯正治療になるそう。
銀色の針金的なものを歯に取り付ける、アレですね。

装置の取り付け期間は1年から1年半だそうです。

全体の費用は

標準的な矯正治療ということで、装着器具や調整費用も標準だそうです。

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子供の歯の矯正でいくらかかるのか?!見積もりを大公開!

検査料・診断料(初回) 38880円
装置料・1期(今回取り付ける装置) 432000円
装置料・2期(13歳以降の顎の成長しだい) 216000円
調整料 5400円×通院して調整するたび(12回から18回)
観察料 3240円×年3回~4回程度

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合計は、
1期で完了の場合⇒約58万円
2期も治療の場合⇒約80万円

予想はしていました。
まあ、このぐらいはかかるだろうと。

・・・うーん。

がんばろ(´・ω・`)…。

これからの矯正治療の流れは?どのくらい通うの?

精密検査

次回に矯正治療に行くと、まずは精密検査をするそうです。
顔面・口腔内の写真、レントゲン撮影、顔面・口腔内診査、唾液検査などを行います。
唾液検査では、う蝕のリスクを検査するようです。

診断・治療方法の決定と説明

精密検査の結果をもとに、現在の問題点を改善するための治療目標を決定。
治療方法の説明があります。

1期治療

矯正の装置を取り付けて治療をしていきます。
3~4週間ごとの通院になるそう。
通院するごとに金具を絞めていって、だんだんと歯を動かすんですね。
絞めてから3~4日は痛む人が多いそうです。
歯を動かすんだから、それなりに痛いよね…。

この地道な治療が1年から1年半続きます。

成長観察

1期治療が終わってからも3~6か月ごとに通院をして、永久歯がどんな風に生えそろってきたか観察します。
口腔衛生指導もあります。

2期治療

骨格の成長が完成して、親知らず以外の歯がすべて出てきたころ(13歳くらい)に再診断をして、新たに仕上げの治療が必要かどうかを判断します。
もし仕上げの治療が必要な場合は2期治療として治療していきます。
子供の場合は、成長があるので、基本2回の治療になるそう。
うちの場合は現在5年生で10歳なので、2期が必要になるのかどうか、ギリギリ分からないラインだそうです。
1期で終わるといいんですけどね…。

保定・経過観察

人間の体って不思議なもので、無理やり歯をきれいに動かして並べても、元に戻ろうという性質があるそうです!
なので、3年間くらいは元に戻らないようにおさえておく必要が。
目立たない装置を使って押さえていきます。

歯を動かした後でも、歯の奥の歯の周りの骨まできちんと形成されないと元に戻るようです。
歯を動かしたことでできた骨の空白に、新しい骨ができて固まるまでは要注意です。
また、骨だけでなく歯茎の繊維も元に戻ろうとするので、歯茎の繊維もしっかり位置が落ち着くまでは気が抜けないんですね。

子供の歯の矯正をすることのメリットは?

子供のうちに歯の矯正をしておくことのメリットについて、矯正歯科から資料をいただきました。

子供のうちに矯正することのメリット

  • 早くきれいな状態になる
  • 歯を抜かないで治療できる可能性が大きい
  • 早期治療によって治療が簡単になる
  • 治療期間が短くなり、費用も安くなる
  • 大人と比べて痛みが少なく、歯が動きやすい
  • 成長を利用した治療で、上下の顎のバランスを改善できる

大人になってからの治療に比べて、こんなにもメリットが沢山あるそうです。
なかでも、期間が短くなったり、費用が安くなるというのは、とても嬉しいですよね。

お金が心配…、という人ほど、早く矯正治療を始めることが安く済ませるポイントなのかもしれません。

ちなみに、大人と子供両方に対する矯正のメリットもたくさんあります。

大人も子供も共通するメリット

  • 歯並びが良くなると、良く噛めるようになる
  • 口の周りのバランスが良くなるので、口を閉じやすくなり、見た目もきれいになる
  • 歯磨きがしやすくなるので、虫歯や歯周病のリスクが減る
  • 咬み合わせが良くなることで、顎関節や筋肉への負担が少なくなる
  • 食べ物を良く噛めるようになり、胃腸への負担が軽くなる
  • 歯並びがコンプレックスだった場合は、コンプレックスが解消されて人前で歯を見せて笑えるように
  • 自分に自信が持てるようになり、社会性が向上し、他人からの評価やイメージまで良くなる

女性の私的には、やっぱり見た目が良くなるというのはとても嬉しいことだなと思います。
それによって他人からのイメージまで良くなるなんて最高ですよね。

私も歯がコンプレックスなので矯正したくなってきた…。

矯正治療のデメリットってあるの?

矯正治療には、高額な費用がかかること以外にもデメリットがあるそうです。

  • 矯正器具を調整して絞めた後、3~4日間は痛みがある場合が多い
  • 歯磨きが大変になり、時間がかかる
  • 矯正装置の違和感や痛み、人の目が気になるなどストレスを感じる場合がある
  • 小さい子供の場合は、両親が仕上げ磨きをしたりチェックしたりのサポートが必要
  • 装置によっては、装着時間をきちんと守らないと効果が出ない。
  • 顎関節症の症状や頭痛、肩こりになる場合も
  • 歯根が短くなり、歯の寿命が短くなるケースも稀にある

矯正治療にはそれなりの痛みが伴う場合もあります。
装置の違和感だって大きいです。
大人よりも子供の方が痛みや違和感を感じにくかったり慣れやすかったりするので、やはり子供のうちの矯正が良さそうです。

仕上げ磨きは、小学校に入ってからは卒業していたので、また復活!といった感じ。
弟たちに加えてお兄ちゃんも仕上げ磨きしてあげなければならないんですね。
ちょっと大変かも。

まとめ

メリットもデメリットもたくさんある歯の矯正ですが、やはり今のうちにやっておくことが一番!と考えて、治療の開始をお願いしてきました。

費用はなんとか捻出するしかありません。

私も旦那も、実は小さいころに歯並びを矯正したくて親に懇願しましたが、『お金がかかる』という理由から願いは叶いませんでした。

私はチャンスがあれば今でも矯正したいと思っています。

そんな自分たちのような思いはさせたくない、というのも今回矯正に踏み切った大きな要因です。

今回もらった見積もりやメリットデメリットの内容が、子供の歯の矯正を迷っている方たちの参考になれば幸いです。

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